欧州日記01
某月某日
アムステルダムに立ち寄る。
アムスに寄るっていう話をすると、みんな「葉っぱ吸うの??」と必ず聞かれるのですが、吸いません。笑
税関の人にも必ず隅から隅まで調べられるのだけど、吸いません。笑
呼吸器系が弱いので、葉っぱ系はダメなのです。
僕はカフェインさえあればオーケーです。笑
さて、アムスに立ち寄るのは、レンブラント(の絵画)に会いに行くのと、コンセルトヘボウが目的である。
僕は欧州に行くと、必ずレンブラント見てやる気を出すことにしているのだ。
自分の至らなさ加減を嘆き、また目指す地点を知る。
それってかなり大事なことだと思う。
そしてコンセルトヘボウ
アムステルダム王立コンセルトヘボウ管弦楽団
『世界三大オーケストラ』というと、ベルリンフィル、ウィーンフィルは直ぐ出てくると思うのだが、もう一つを知る人って案外少ないのでは無いだろうか??
その、もう一つがアムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団だ。
ここの本拠地コンセルトヘボウで毎週水曜日、無料のランチタイムコンサートが行われている。
忙しい仕事の合間を縫って、ここでひと時の休暇。
誰が何をやるのかも知らないまま、とりあえず見てみることにする。
すると、やけに楽団員が多い。
80人以上いるかな。
最初にやったのは、ショスタコービッチだったかメシアンだったか、なんかその辺のロシア系(笑)どうしてもその辺の区別が付かないのだ(笑)
で、練習のようで、度々演奏を直す。
なんだか、やけに上手い。
ということは、どうやらこれはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の公開練習のようだ。
指揮者(マリス・ヤンソン)の指示で、オドロクほど音が変わっていくのが分る。
続いて演奏したのが、『劔の舞』で有名なハチャトゥリアンの『スパルタクス』からアダージョ。
もう、これが信じられないくらいに良いのだ。
特にストリングスだけのセクションがあるのだが、ヴァイオリンとヴィオラ、波長の違う弦楽器の音が、放物線を描きながら、出逢い、混じり合い、そしてまた別れていく。
それは、今までに全く体験したことの無いような、素晴らしい音楽体験だった。
音がこんなに活き活きと、しかも明瞭にカタチと奥行きを持って立体的に動き、混じり合い、再び独立した運動になっていくという体験をしたことの無かった僕は、心の底からオドロキ、感動し、涙を流した。
こんなスゴいことが出来るのだ。
オーケストレーションていうのは、本当に奥が深いのだということを身を以て体感した数十分だった。
結局、僕はこういう至高の一瞬を体感するために旅をしている。
そして、その体験を何かに還元するために。。
そう、ここに撒かれた種は、そのうち、”何か”になっていくと思う。
演奏は、幼児の笑い声で台無しになるのだが(笑)ランチタイムの無料コンサートなのでそれはしょうがない。
でも、このオーケストラと指揮者マリス・ヤンソンス氏の圧倒的な実力と、このコンサートホールの素晴らしさは、よく理解出来ました。
やはり、オケはコンサートホールと共にあるのですね〜
日本でも、公開練習とか見ること出来ないのでしょうか??
ものすごく面白かったです。