久々に講談社のエコログ読んでたら、ジャネット・イェン女氏と マーク・ワイスバーグ氏の対談が面白かったです。
特にデザイナーにとっては必見の話だと思いますので、是非読んでみてください。
環境新時代は「生物」が教えてくれるデザインにある
以下ちょっと引用してみます
マーク そうですね、よく知られているのは、新幹線なんですよ。新幹線にはふたつの部分で生物学的な解決策が使われていることをご存じでしたか? ひとつは先頭車両の先端のデザインです。新幹線がトンネルに入るとき、トンネル内に大きな圧力がかかり、周辺一帯に破裂音が響きます。だから、似たような問題を抱えたカワセミのくちばしの形を真似ているのです。カワセミも空中から水中に飛び込むとき、同じような大きな圧力を受けるのですね。でもカワセミは上手に水中に飛び込みます。どうしてそれが可能なのか? それはカワセミの形状が優れているからなのです。そこで、技術者はカワセミのその形を真似て先頭電車の先端を造ったのです。
以上 引用終わり
優れたデザインとか解決法って、確かにあるんですよね。
それも生物というか自然の中にある。
そうでなきゃ、とんでもない環境の変化の中、鳥なんて何億年も生きてきたわけだからさ。
世界の終わりがどうのって言ってる、宗教原理主義の人の説教なんか笑っちゃうくらいの話なんですよね、鳥にとっては。。
僕が現在やっているのも、全く同じことなんですよね、他分野の観察によるデザインへの応用なのです。
だから、休みが無いと創造の泉が消えてしまうんですよ。
そうすると、全てがダメになっていく。
コンピューターとかネットっていうのも、面白いことは面白いのですが、ネットばかりやっていると、観念になっていってしまうんですね、現実から離れていってしまう。
本当のヒントというか、解決策は常に自然の中にあるのです。
だから、デザイナーは引きこもっていてはダメなんです。
常に外に出て観察しないと。
本当は、土木とか建築とかやってる人の三分の一は、植木屋っていうか林業っていうか生物学勉強した人にしたいんですよね。
たとえば、道路特定財源の三分の一を、『自然状態の復元と観察、その応用』に利用したら、すさまじく様々な問題が解決していくと思うんですけどね。
利用者負担だから、全て道路建設の費用にまわすっていう考え方が間違ってますよね。
それによって生じる公害や自然破壊その他を補填する解決していく費用も含めて、利用者負担にしなきゃおかしい。
環境税とかいう数パーセントの話じゃなく、三分の一でしょ三分の一。
これやれば雇用も出来ますよ、沢山。莫大な金額ですから。
誰も困らないし。みんな喜ぶ、人間以外の生物も含めてね。
派遣社員の賃金闘争とか解雇闘争とかより、よほど良いと思うんですけど、誰か実現させてみませんか??そこのところ超党派で
別に利害関係も問題ないと思うんですよね、土木・建設の人達が生物学勉強すればいいわけだし。
無駄なダム作らないっていうのも大事だと思うんですけど、その分の費用や雇用を『自然状態の復元と観察、その応用』に回せば、みんな喜ぶと思うんですけどねえ。
そうすれば変な対立しないし。
なぜそうしない??
それから
勝田博士の間違いだらけの環境問題も、嘘だらけの環境問題の中で、なかなか正確な分析のような気がしました。
読む価値ありだと思います。