北京五輪の開会式を見ていて、一番興味深かったのは、選手の衣装だ。
オリンピックの開会式といえば、普段知らない小さな国がアピールする絶好の機会である。
サントメプリンシペとかベリーズのような国は、こういう時でもないと、どこにあるのかさえ、それが国の名前であるかさえ知らない人がほとんどだろう。
そういった国々が、世界中に紹介されるわけだ。
どの衣装が面白かったか?って、これは、アフリカ勢の圧勝ですね。
日本とか欧米は、スーツのバリエーション。
中東は、いつもの白装束。
アフリカは、色とりどりの布。
本当にショー映えのする衣装である。
これはなぜなんだろう?と思ったのだが、考えてみると、アフリカっていうのは、基本的に服がそれほど必要とされていないのではないか?ということがある。
中東っていうのは、日射しが強く、元々白人系であるアラブの人達は、白い衣装を纏っていないと死んでしまう。だから、中東の白装束は、環境の産んだ必然である。
一方、アフリカの環境に合致した黒人は、環境の厳しいところを除いては、それほど衣服を必要としていないのではないか?
むしろ、日よけのために泥を塗ったりということの方が効果的だったのではないか?
だから、アフリカにおけるフォーマル(公式)というのは、儀礼における衣装ということになる。
それは環境が産んだ必然ではなく、心の必然が産み出したものなのではなかろうか。
つまり、アート(芸術)なのだ。
アフリカの音楽が、トランス状態を産み出すために鳴らされるように、そのような状態において必然的な衣装が、すなわちフォーマルになるわけである。
五輪の主旨がお祭りだとするならば、これほど五輪に相応しい衣装は無いといえるかもしれない。
ところで、面白かったのは、会場での国の人気だ。
拍手が多かった国は、
1、中国(当たり前ですね)
2、アメリカ(これは意外でした、特にブッシュ大統領にも絶大な拍手がおくられたことも意外でした)
それからフランスとイタリア。(これは、チベット騒動の問題に際して不快感を示しながらも、首脳が北京入りしたのと関係あるのかもしれませんが。。)
イギリスやドイツは、あまり人気がありません。
それからオーストラリアも人気です。
なんぜなんでしょう??
そして北朝鮮(密かに嫌ってるんじゃないかと思ってましたが、人気でした。)
もっとも意外だったのがパキスタンへの盛大な拍手です。
パキスタン??
中国とアメリカとパキスタンと北朝鮮っていうのは、なんか武器と麻薬と金の流れみたいだな。。
と、ふと思いました。
北京の内外では、お祭りの熱狂と裏腹に、中国包囲網が着々と進んでいるようですが。。