世界第三の商品取引額は麻薬なのだそうです。
そんなに巨大なの??
びっくり!!
以下抜粋
国連の推定によれば、世界全体のアヘン(含むヘロイン)の取引額は4000億ドルから5000億ドル(UNDCP1999)
注5000億ドル=約60兆円
国連が世界のアヘン貿易額を初めて推定したのは1994年の時点であったが、この額はこの年の石油貿易額に匹敵していた。
IMFの推計によれば、資金洗浄の額は、世界全体で年間5900億ドルから1.5兆ドルの範囲である。
これは世界全体のGDPの2%から5%に相当する額である。
この資金洗浄のほとんどは麻薬関係であるという。
ちなみに商品として世界で最も多額の取引は石油である。
第二位は武器である。
そして第三位は麻薬なのである。
これだけの巨額の取引が、単なるテロリストや地方軍閥の手に独占されているとは想像し難い。
むしろ正統な位置にある権力がこの販売ルートを支配していると見なす方が自然である。
麻薬の販売ルートを支配することは、石油のパイプラインを支配するのと同じ位の重要性をもつ。
CIAがその最大のオルガナイザーであるとの疑惑は否定しきれないのである。
現在の「反テロ戦争」には、世界でもっとも貧しいアフガニスタンの農民がアヘン取引の最初の段階を担い、先進国の暴力団が販売の末端を担当し、途中の流通ルートと資金洗浄を世界のエリートが支配しているという構図が浮かび上がる。
『タリバンによるアヘン撲滅作戦の成功』
UNDOC理事の証言(2001年10月の国連総会での報告)
2001年のアフガニスタンにおけるアヘン生産は年間185トンでした。昨年は3300トンだったのだから、これは昨年より94%もの減少となります。
2年前には記録的な生産量で4700トンありました。
この量と比較すれば、今年の数値は97%もの減少となるのです。
注 タリバン政権は麻薬の撲滅に成功したのだ。
しかし。。
米国のアフガニスタン爆撃の結果、2003年にはケシ栽培は3600トンになった。2004年にはこれよりもさらに増加する見込みである。
黄金の三日月地帯におけるアヘン取引は、ソ連のアフガニスタン侵攻、および、ソ連と闘うCIAの行動と密接な関係がある。
ソ連のアフガニスタン進駐は1979年から1989年まで続いた。
1979年時点では黄金の三日月地帯ではアヘン生産は大きなものではなかった。
アルフレッドマッコイによれば、高度な科学的処理を必要とするヘロインなどは、パキスタンやアフガニスタンでは全く生産されていなかったのである。
この地域でアヘン生産が増加した背景には、ソ連に対抗すべく、反ソゲリラ組織のムジャヒディンにCIAが梃入れしたことがある。
「地対空携帯ミサイル」をはじめとする武器を彼らに買わすべく、CIAは、アヘン生産に彼らが手を染めることを黙認し、アヘン販売で得た資金を合法化するための「資金洗浄」に各種金融機関を利用した。
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この疑惑はイランコントラ事件で明らかになった
CIAがアフガニスタンに本格的に介入するようになったのは、1979年からであった。そのわずか2年後、パキスタンとアフガニスタンの国境におけるヘロインの生産高は激増し、世界一になってしまった。この地が、米国内のヘロイン消費の60%を供給するようになった。
パキスタン住民も被害者であった。1979年時点では、パキスタンではヘロインの常用者はゼロであったのに、1985年になると120万人に激増したと推定されている。
麻薬取引は、自動車、薬品、銀行と同じようなグローバル産業なのである。国境を苦もなく超え、一国民に限定されないのが麻薬生産である。
インターポールは次のように事態を表現した。
「麻薬取引は高度に組織化されたビジネスである、それは巨額な資本、多数の従業者、輸送技術、専門的知識、強力な人脈、等々によって営まれている。この麻薬組織はまさに多国籍企業そのものである」
以上、『「帝国」と破綻国家』本山美彦 京都大学教授編より抜粋
そう考えると問題の根は深いですね。
アヘン戦争の頃から何も変わってないのだ。