柏崎刈羽原発 火災続報
昨日の日記の続きです。
まず、この写真の件です。
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http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/4637.jpg
なぜ火災発生後、1時間近く経って、消火活動が行われていないのか?ということですね。
東京電力の発表では、「火災が配電盤だと分った際に、水で消そうとしたのだが、配電盤には多量の油が使われているので、水では消せず、化学消化器を準備するのに手間取っていた」ということです。
それなら、なぜホースが沢山あるのに、現場に一人しか居なくて、しかも消火作業を行っていなかったのか?が、理解出来ます。
ようするに、この状況は、地震でパニックになり、まともな消火活動が出来なかった実態が明らかになったということですね。
でも、考えてみればそうでしょう?
あなたは、大地震で原発火事になって、冷静に火を消しにいけますか?
放射能漏れがあったら、あなたは死にますよ。
引火しても、あなたは死にますよ。
そういう状況ってことです。
地面の盛り上がりについては、事実のようです。
別の映像で確認しました。
原発内部の土地が、波状に隆起しているのです。
地震の凄まじさが分るというものです。
未確認ですが、断層が走っているという情報もあります。
写真をアップします。
その1
http://zaraba.qp.land.to/up/src/1184591669553.jpg
その2
http://zaraba.qp.land.to/up/src/1184592004753.jpg
ようするに、原発の真下の地層がずれたということです。
ほんまの話、そんな所に原発建てるな!ってことですよ。
この後も、原発運転再開は、あり得ないでしょう。
活断層の上の原発運転してどうする??
引き続き情報をアップします。
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*東京電力は16日、新潟県中越沖地震で緊急停止した柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)で、耐震設計上の想定を大幅に超える地震の加速度を記録したと発表した。
東電は1、5、6号機の地下に設置された地震計の記録を解析。1号機で南北方向に311ガル(設計上の想定は274ガル)、東西方向に680ガル(同273ガル)を記録。5号機でも南北277ガル(同249ガル)、東西442ガル(同254ガル)、6号機で南北271ガル(同263ガル)、東西322ガル(同263ガル)をそれぞれ記録した。
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/198.html
なんと、耐震設計の基準値の2.5倍である。
ようするに、あると思ってなかった真下の活断層が動いてしまったので、こういうことになったのだろう。
しかし、今回の地震のマグニチュードが6.8である。これは、日本では、年に数回必ず起きている程度の大きさである。
この程度の地震を『想定外』としていたのでは、全くお話にならない。
マグニチュード6.8程度の地震は、小学生でも『想定内』だ。
もちろん震源が浅かったから、被害は大きくなったわけだが、これが阪神淡路大震災クラスのマグニチュード7.3や、まして、関東大震災のマグニチュード8クラスだったら、どうなることやら恐ろしい。
本当に、今回の地震は、被災した人や死傷した人には、大変お気の毒だったのだが、『不幸中の幸い』の大きさだった言うほかないだろう。
もっと大きかったら、全員死んでたのだ。
洒落では済まない。
マグニチュードというのは、0.2増えると、エネルギーは2倍である。
マグニチュード6.8 程度の地震で、揺れが想定の倍になっていたとすると、本当の大地震が来た時には、ひとたまりもないだろう。
原発の安全神話など、所詮そんなものだ。
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*はなゆーさんのエントリーで、気になる情報を見つけました。
ニュースソースは、アメリカCNNです。
水蒸気が吹き上がる原発3号炉の写真 AP通信
はなゆー
http://alcyone.seesaa.net/article/48097846.html
CNN
http://edition.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/07/16/japan.quake/index.html
コピー
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/4638.jpg
ソースがCNNということで、これは作り映像の可能性も否定出来ないのだけれど、もし、この写真が事実だとすると、この水蒸気は何だ??
明らかに変圧器の火災とは別物の何かがあったということになる。
ここで思い出してほしいのが、冒頭のホースはあるのに消火活動はしていない写真のことだ。
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/4637.jpg
もし、CNNの報道(写真)のように、3号炉で、別の水蒸気爆発?が起きていたのなら、この多量のホースは、昨日の日記の仮説のように、建物内部に向けられていた可能性が高まる。
ただ、もし、これが原子炉の水蒸気爆発だったら、そもそも付近はめちゃめちゃになっているはずなので、そうではない。
だとすると、これは、何かが異常高温になって出来た水蒸気である。
そして、以下の情報を見つけることが出来るのだ。
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地震で主変圧器炎上は「想定外」大事故 柏崎刈羽原発は正常に停止したのか
【東京16日=河合敦】16日に発生した新潟沖地震で、世界最大規模の7機の原発を抱える柏崎刈羽原発が停止し、稼働中だった3号機の主変圧器が炎上する事態に至った。火災は「職員によって無事消火された」と報じられているが、原発施設の一部が地震によって炎上したのは世界でも初めてだ。しかも、炎上した個所は原発緊急時の安全対策のカギを握る電源系のうちでも最重要部門の一つともいえる主変圧器。東京電力は地震時の想定通り原発が停止したことで安全性を強調しようとしているようだが、今回の火災の背後には重大な問題が隠ぺいされている可能性もある。
日刊ベリタ
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/197.html
この記事で注目したいのは、「炎上した個所は原発緊急時の安全対策のカギを握る電源系のうちでも最重要部門の一つともいえる主変圧器。」という部分だ。
当然のことながら、主変圧器が炎上した状態で、3号機は、きちんと停止出来たのか?
または、そもそも何かの異常があったために、主変圧器に負担がかかり、火災が発生したのではないのか?という仮説に行き着くわけです。
まとめると、地震で、柏崎刈羽原発の3号機の真下の断層が動き、耐震設計の想定外の大きな揺れだったために、3号機は自動停止出来ず、暴走した。
幸いメルトダウンには至らなかったものの、大量の(放射能を含むかもしれない)蒸気が溢れ出た。
そして、三号機の主変圧が火災を起こして、システムで冷却することが不可能になり、消火用の水のポンプで冷却した。
そちらの方が重要だったので、変圧器の火の化学消火は後回しにされた。
こういう仮説が浮かびあがってきます。
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新潟県柏崎市によると、新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原発にある低レベル放射性廃棄物の入ったドラム缶約100本が倒れ、そのうちの2,3本のふたが外れているのが発見された。
つづく