1月29日(土) 18:00(現地時間)=24:00(日本時間) / 会場:ドーハ(カタール)
オーストラリア0−1日本
得点者 李忠成(延長後半4分)
長らくお待たせしました!
アジアカップ決勝戦、オーストラリア戦レポです。
メンバー
前田
岡崎 本田 藤本
遠藤 長谷部
長友 今野 吉田 内田
川島
藤本淳吾→岩政大樹(後半11分)
前田遼一→ 李忠成(延長前半8分)
内田篤人→伊野波雅彦(延長後半15分)
前田(李)
長友 本田 岡崎
遠藤 長谷部
今野 吉田 岩政 内田(伊野波)
川島
香川の骨折の替えのメンバーは藤本淳吾
そして出場停止から戻ってきた吉田が先発復帰。
あとはいつものメンバーです。
この試合、始まる前から、僕は勝つと思ってました。
なぜ?
オーストラリアの監督がオジェックだったからです(笑)
そしてオーストラリアは以下のメンバー
GK:
1シュワルツァー
DF:
2ニール
3カーニー
6オグネノブスキ
8ウィルクシャー
MF:
10キューウェル→
23 クルーズ(延長前半13分)
14ホルマン
→7 エマートン(後半20分)
15ジェディナク
16バレリー
17マッケイ
FW:
4ケーヒル→
22 キルケニー(延長後半5分)
ご覧のように、ケネディがおりません。監督がオジェック
どうにもならない高さは、Jリーグの試合で実証済みのケネディ不在
これは、明らかに日本に有利な材料であります。
ところがどっこい、日本は苦戦します。
シュートの雨あられ。
ゴールキーパーと1対1の場面も度々。
この試合勝てたのは、はっきり言って、GK川島のおかげでしょう。
MVPは本田圭佑がもらったようですが、当ブログの視点からいくと、やっぱり川島なんじゃないでしょうか??
韓国戦のPK止めたのも川島ですし。。
で、何が悪かったのか?というと、1対1で負ける場面が多かったっていうのは大きかったと思います。
特に、センターフォワードの前田のところにきっちりボールが収まることがありませんでした。
これは、Jリーグや以前の国際大会の試合でも度々見るのですが、前田という選手は、テクニックとインテリジェンスを兼ね備えており、ボールキープ能力もあり、動きの質が高く、マークを外して点で合わせるのが上手い選手なんですね。
で、ザッケローニもその資質に惚れ込み、エースとして起用していると思います。
ところが、相手のディフェンスの選手が、背が高く・フィジカル強く・質の高いセンターバックになった場合でもボールを収めることが出来るほどでは無い。
かつ裏へ抜けるスピードがあるわけでは無いので、単独で相手を振り切る事が出来ない。
つまり1対1で勝てなくなってしまうんです。
その場面で、前田の能力を活かすとすれば、誰かが1対1で勝って、前田のマークを引きはがすことが必要なんですけど、それが出来ない限り、全く活きないわけです。
で、この試合で、1対1で勝てた選手、他に誰が居たのか?というと、ほぼ長友しか居なかったわけです。
藤本はほぼ消えていましたし、
本田にしても、韓国戦から前田を活かすために、自分は引いてくる動作をしていたわけですけど、前田がポストでキープ出来ないので、それも意味無い行為になってしまうわけです。
そして、本田自体のキープ力自体も通用するほどでは無かった。
こういう状況だと遠藤のパス能力も活きなかったし、内田も安心して上がれないわけです。
そして、バックラインも高さに不安を抱えているわけで、オーストラリアの執拗な放り込みにも不安のある守備でした。
ということで、試合を通じてオーストラリアペースだったという事が言えると思います。
前半、なんとか耐えて0−0
この状況で、ザッケローニは動きます。
藤本に替えて岩政投入です。
で、これは正解の交代だったと思います。
相手の高さ対策でセンターバック2枚を高くした。
そして、唯一攻撃における1対1で勝っていた長友を前に上げた。
このことで日本は相手の長所を消しながら、攻撃出来るようになりました。
ただし、この交代、ザッケローニの考えだったのか?というと、そうとも限らなかったのかな?とも思います。
というのも、当初、ザッケローニは、今野を一枚上げてアンカーにし、4−3−3にしようとしていたようなので。
すると、こうなります。
前田
岡崎 本田
遠藤 長谷部
今野
長友 吉田 岩政 内田
で、おそらく、今野が残って、内田と長友がサイド高く張る3バック的なものになったと思うんですけど、それだとセンターの3枚にスピードが足りなくなりますし、内田は上がりやすくなる反面、長友と岡崎の役割がかぶると思います。
ということで、今野はダメ出ししてたので、今野が正解だったのかな?というのは、思うところです。
もちろん、これである程度機能するようになったのですが、やはり、これだと吉田と岩政のスピード不足っていうことがあり、互いの役割分担のミスから、裏へ抜け出され、GKと1対1になる場面というのが出てきましたよね。
もちろん、今回のオーストラリアのCFのスピードはそれほどでもなかったですし、監督がオジェックなので、臨機応変に痛いところを突くこともなかったので助かりましたけど。
世界レヴェルの闘いだとまだまだ守備に不安が残るところですね。
もちろん、日本は3バック的な要素の濃い布陣だったので、サイドバックの今野とか内田との役割分担も問われるわけですけど、その辺、曖昧になっていたという事もあるかと思います。
ま、初めての布陣でしたし。。
一方、この布陣で男を上げたのが長友でしたね。
左サイドを制服 日本の長所がスピードであるところを実証し、なんとインテルに抜擢されてしまいました!
まあ、正直、相手サイドバックのスピード不足に助けられた部分はあったと思いますけどね。
いずれにせよ、ザッケローニのサッカーは、サイドハーフには、長友的な選手(運動量+スピード 攻撃と守備の出来る選手)が一枚必要ということだと思います。
そして0−0のまま延長へ。
そして、当ブログが再三言っていたような布陣が出現するわけです。
前田に替えて李忠成
で、こういう布陣になります。
李
長友 本田 岡崎
遠藤 長谷部
今野 吉田 岩政 内田
川島
この布陣がなぜ機能するのか?というとについて、次回のエントリで考えたいと思います
つづく
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