アジアカップ2011
1月17日(月) 16:15(現地時間)=22:15(日本時間) / 会場:ドーハ(カタール)
サウジアラビア 0−5 日本
得点者
岡崎慎司(前半8分)、岡崎慎司(前半13分)、前田遼一(前半19分)、前田遼一(後半6分)、岡崎慎司(後半35分)
4-2-3-1
前田
香川 柏木 岡崎
遠藤 長谷部
長友 今野 吉田 内田
西川
内田篤人→伊野波雅彦(後半0分)
吉田麻也→岩政大樹(後半18分)
遠藤保仁→本田拓也(後半37分)
前田
香川 柏木 岡崎
拓也 長谷部
長友 今野 岩政 伊野波
西川
さて、アジアカップも、いよいよ決勝トーナメント進出を決めるサウジアラビアとの一戦となった。
元々サウジアラビアは、イラン、韓国、日本と並ぶアジアの4強の一角であったが、この日のサウジアラビアは、かつて見たことが無いほど弱かった。
これが、サウジアラビア??
それはともかく、日本は、松井が肉離れ、本田が足首ねんざという事で、新しいメンバーを組んできた。
日本ピンチ?
でも、正直、このメンバー発表を見た瞬間に、このチームは機能すると、当ブログは確信しました☆
前から述べているように、それまでのメンバー構成の問題点は、本田圭と前田のタイプが似過ぎており、役割分担が曖昧になり、それぞれの役割を邪魔している事。
そして、前線の4人が全て足元でボールを受けたがるタイプかつ、裏へ抜けるスピードに欠けるので機能していないという事でした。
ザックジャパン アジアカップ2011ヨルダン戦 詳細分析
一方、このメンバーは、前線の4人が全て違うタイプ
前田=ポスト
香川=スペースのギャップへ走り込む
柏木=調整役
岡崎=動いて裏へ抜ける。飛び込む
各自の得意分野と役割分担がきちんと一致していたからです。
前田の長所は、ポストプレーヤーとして高いキープ力があり、正確なラストパスが出せること。
マークを引きはがす動きが上手く、ボールを点で合わせてゴールするのが得意という事です。
なので、この試合では、前田がサイドに流れる事が必要だったわけです。
サイドに流れることで、相手のマークを引きはがすことが出来、中央にスペースが生まれるので、そこをサイドに居る岡崎や香川が入ってくる。
それだけではなく、一度マークを剥がした前田が中に入ってきて、サイドバックのセンタリングに合わせる。
その時に、前田がマークを引きはがした上で入ってきていますので、相手センターバックは前田を見なければなりません。
そこに機動力のある岡崎が入り込んでくる。
こぼれ球に香川や柏木が反応する。
こういうカタチが出来るからですね。
で、今までがなぜ駄目だったかと言うと、本田がポスト役になっていたからですね。
本田が本来前田がやるべき役割を取ってしまっていたので、前田の役割が果たせなかったのです。
これが、本田が居ないことで、前田が本来の役割を出来るようになったという事です。
ですから、当ブログが主張しているのは、基本的に、本田と前田は、どちらか一人にした方がベターということです
日本のサッカーは確かに強くなっている。そして未来は明るい 日本対韓国戦も参考に
というわけで、この布陣は、香川以外の攻撃的選手の能力を100%活かせる布陣だったと思います。
ただし、香川を100%活かすには、前線に、もっとスピードのある選手が必要だと思いますが。。
3点取ったあとは、ダラダラになってしまった(次の闘いの事を考えれば当然ですけど)わけですが、後半は、新しい選手を入れて練習試合的に出来ましたので、それはそれで意義深い試合は出来たと思います。
で、今回は、当ブログが以前から注目している伊野波選手が入ってきました。
センターバックとサイドバックとアンカーを兼務出来るスピードとテクニックのある選手というのは、日本が世界のトップを狙う為には、カギになる部分であるという風に思っていて、現時点で一番近いのは伊野波選手なのではないかと思います。
そして3−4−3も考えているザックジャパンのキープレーヤーになる可能性を秘めている選手だと思います。
今回は、昨年鹿島でも度々あった内田との交代による右サイドバックでの出場でした。
後半はずっと伊野波選手中心に見ていたのですが、本来本職ではないサイドバックもかなり慣れてきたように思いました。
攻撃時のポジショニングの判断にまだ迷いとかはありますが、このチームの中で、ある種異分子的に全体の動きを把握しながら、ポジショニングし、スピードで裏へ抜ける動き。
そして、前線へのフィード力。
そして、被カウンター時の適切なポジショニング、そしてカバーするスピード
これはやはり一級品であるという風に思いますし、相手コーナーキックからのカウンターにおける前線への飛び出しなんかは、ボールが出てきませんけど、マイコンを思わせる的確な判断と抜群のスピードであったという風に思います。
そして、被カウンター時の対応力、守備力に優れる伊野波を得たことで、吉田の負担が減ったように思えて、それも効果的でした。
3バックをやるなら、後半にあった今野、吉田、伊野波+長友と岡崎がサイドというのは、一つの理想型なのではないかと思います。
次戦も伊野波選手の動きに注目したいです。
あと、岡崎は褒めておきたいと思います。
自分の役割を明確に理解し、自分の長所を存分に発揮しています。
この大会、もし岡崎が居なかったら、とんでもない事になっていたのでは??
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