準々決勝注目のドイツ対アルゼンチンは、ドイツの4−0という予想外の圧勝でした。
いやあ、今回のドイツ強いです。
僕が試合前に気になっていたポイントは、ドイツのセンターバック198センチのメルテザッカーが穴になるかどうか?=小柄のメッシやテベス相手に振り回されないか?という事でした。
アルゼンチン潰しというのは、今大会ではまず最初にナイジェリアが面白い方法でやっていました。
それは、ペナルティエリアの中で棒立ちになったサッカーでした。
最初、何これ?状態でしたが、よく見ていると、意味が分ってきました。
メッシという選手は、相手の体重移動を利用して抜いていくんですね。
なので、守備者の体重移動を止めたのです(笑)
で、ふつう止まっていたら、駄目だろうと思いますが、1点取られたとはいえ、これが意外に効いていたわけです。
止まっていれば、いかにメッシといえども軽々とは抜けない!!
そういえば、インテルも段差をつけてあまり動かずにメッシを網にかけていましたっけ。。
で、ドイツのレーヴ監督はどうしたのか?というと、ペナルティエリア付近のゴール前で、ディフェンスの4人を2メートル間隔くらいで並べたのですね。
ゾーンディフェンスのセオリーとしては、トルシエがやっていたように、3メートル間隔というのが、もっとも妥当な間隔だと思います。
トルシエジャパンはなぜ勝てたのか?フラット3をもう一度考える 第五回も参考に
普通の選手なら、3メートル間隔なら、間を割ることが出来ない。
しかし、メッシは違います。
そこで、間隔をもっと狭めて、ゴール前に本格的な壁を作ったのです。
ゴールの大きさ : 7.32×2.44m(内側寸法)を4人のディフェンダーで完全に塞いだわけです。
これで、メッシもテベスも、中央を突破出来ません。
そこでアルゼンチンがどうしたのか?
それが、中央に突っ込んでからの、サイドへの展開でした。
これはアルゼンチンの攻撃の一つのセオリーでした。
メッシの突破に合わせて、テベスやイグアインがスペースへ走り込むのです。
ドイツのセンターバックはでかいので、こういう動きを捕まえきれないのではないか?これが、戦前の予想でした。
これに対してレーヴ監督は、秘策を持っていました。
それがオフサイドトラップです。
ドイツのディフェンスは4人なので、通常ならオフサイドトラップをかけるのが難しい。
しかし、この日のドイツディフェンスは、2メートル間隔のごく狭い地域に4人居たので、連係してオフサイドトラップをかけることが容易だったのです。
こうして、ことごとくアルゼンチンの攻撃はオフサイドトラップにハマっていきました。
で、アルゼンチンはどうするか?
これは、サイドを使うしかありません。
そして、人数をかけないと攻撃不可能になってきます。
中央はドイツが完全に固めているからです。
しかもドイツディフェンスは圧倒的な背の高さです。
普通にセンタリングを上げても容易に跳ね返されてしまいます。
マイナスのボールを入れるしかない。
こんな事をしてるうちに、どんどんアルゼンチンの選手がドイツ陣内に入ってきて、しまいには、全員がドイツ陣内に居るようになってきたわけです。
当然の事ながら、ドイツはこれを狙っていたわけですよね。
私達は、これを絶対にやってはいけないプレーだということを身を以て知らされていたはずです。
そう、。
セルビア戦でやられたパターンです
今回のアルゼンチンもまた、セルビア戦の日本と同じように撃沈されました。
アルゼンチンの攻撃は、もはや下手くそになってしまったスペインみたいになってしまいました。
そんなアルゼンチンを尻目にポドルスキやシュヴァインシュタイガーやクローゼ、ミュラーといった選手達が、あっさりとアルゼンチンのディフェンスを振り切ります。
もはや、精神的支柱と思われていたバラックの穴など全く感じさせません。
そう、精神的支柱は、クローゼが担っているのです。
さて、ドイツの次の相手はスペイン、ユーロの決勝と同じカードになりました。
おそらくドイツはスペイン対策はバッチリだと思われます。
それに対し、果たしてスペインはドイツ対策が出来るのか?
準決勝が多いに楽しみになってきました!
そうそう、イングランド戦で見せたドイツの超高速カウンターは、まるでブッフバルトの2004年の浦和=田中達也+エメルソン+永井のカウンターのようでした!
浦和・永井エメ達也の切れ味鋭いカウンターアタック
http://www.youtube.com/watch?v=kPOJ2d31VYQ&feature=related
今大会は、そういう高速カウンターが決まる大会だったのだと思います。
やはり、マラドーナが監督では対応出来なかったのだなと、はっきり思った試合でした。
そういえば、ブッフバルトのドイツは、マラドーナのアルゼンチンを完封していたのでしったっけ。。
因果は巡るというか、『強国に歴史あり』を感じさせる試合でありました。
そういえば、カウンターに関して前にこんなエントリー出したことがありました!
『ピンチの後にはチャンスあり』と昔から申しまして、ピンチとチャンスは表裏一体の関係にあるわけであります。
『全ての利点は欠点であり、全ての欠点は利点でもある。』
弱い、攻められているが故に強い。
そういう事もあるわけです。
だから日本代表が弱いからといって、勝てないとは限りませんね。
弱いからこそ、相手が油断することもあるわけですから。
ものは考えようです。
本当の強豪同士の試合では、カウンターからの得点が35%を占めていると、日本代表の岡田監督はおっしゃっています。
だったら、相手が強いなどとうじうじ言ってないでカウンターアタック決めれば良いではありませんか!
日本がワールドカップで勝つ方法その1 カウンターの理想
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