さてコートジボワール戦ですが、酷い試合でしたね。。
前回のイングランド戦で一歩進んで二歩下がる、そんな試合でした。
しかも、今大会の目玉選手であったドログバ骨折。
日本代表の守備を立て直した今野が靭帯損傷。
収穫がなかった上に、とんでもない損傷が。。
まあ、終わったことはしょうがないので、本日のレポです。
今日はディテールを突っ込むところから始めたいと思います。
試合後のコメントで、「攻撃に厚みが無いからダメ。サイドバックが上がらないとダメ。」というのが多かったのですが、本当でしょうか??
この試合、日本にとって決定的なチャンスの場面はありませんでした。
なぜ無かったのか??
それを象徴する場面が前半にありました。
左サイドの中盤フリーで長友がボールを受けます。
その時、中央ではフォワード(おそらく岡崎)が相手ディフェンダーと1対1になっています。
しかも、左に居た大久保の前にはスペースが空いており、大久保は縦のスペースを狙っていました。
この場面で長友がどういう選択をしたのか??
それは、ディフェンスと1対1の状況へのアーリークロスでもなく、大久保をディフェンスの裏をとらせるスルーパスでもなく、なんと、左サイドへのタッチライン際へのパスでした。
これを流れてきた長谷部が追いかけますが、奪われてチャンスを潰します。
ようするに、これはチャンスとして記憶に残っていない場面だと思いますが、チャンスだったのです。
こんな事をしていたら、決定的な場面なんて100年待っても生まれません。
この状況では、長友は守備において何のリスクも背負っていないわけです。
トップにボールを入れて取られたとしても、守備のカバーリングは出来ています。
ですから、中央で1対1の場面が出来ているのであれば、まずアーリークロスを合わせるべきです。
これが90%の選択です。
残りの10%の裏の選択として、大久保をディフェンスの裏に走らせる選択があります。
この2つは、どちらとも決定的な場面を作ることが出来ます。
そこに出したら、何が起きるかわかりません。
しかし、タッチライン際に出してしまったら、岡崎は1対1の状況ではなくなり、ディフェンスが戻ってしまうだろうし、大久保は当然スペースを消されてしまいます。
万事休すです。
このタッチライン際に出す選択がオーケーなのは、1−0でリードしているロスタイムの場面だけです。
なぜ、0−1で負けている前半に、この選択肢なのか??
サッカーする気があるのか?
「今直ぐ日本に帰れ!」と叫びたくなるような場面でした。
そうなのです。日本は自らチャンスを押しつぶしているのです。
おそらく、長友は、長谷部に預けてオーバーラップしようと思ったのでしょう。
でも、まず、一瞬の状況判断をする。
その時に、ゴールに一番近い選択をしなくてはならない。
これがサッカーの一番の基本です。
しかし、日本は、分厚い攻撃、サイドからの攻撃、2列目からの飛び込みなんて言ってるので、せっかく生まれたチャンスを潰しているんですよ。
ですから、この試合が終わった後に「サイドバックが上がって攻撃に厚みをもたせろ」と言ってる選手や関係者は、それが見えてないのではないですか?
事の本質がまるっきり理解出来ていないとしか思えない。
コートジボワールが守備組織をかっちり作る前の段階の瞬間的な場面で、前線にボールを入れなければチャンスにならないのです。
それが世界レヴェルの試合だっていうことです。
そんなに何回もチャンスが作れるわけじゃないんですよ。
でも、そこでチャレンジを続けなくてはいけないんです。
世界を驚かすためには、そこで勝負するしかないんです。
0−1で負けているんですよ。0−1で
岡崎のように相手の裏へ抜けるタイプの選手には、単純なサイド奥深い位置からのクロスを上げるより、アーリークロスの方が遥かに有効なはずです。
実際、前の試合で縦のロングボールをイングランドのファーディナンドに競り勝っていたじゃないですか?
岡田ジャパンはもっと強くなることは可能。でも、このままじゃ、まだ無理。日本対イングランドも参考に
そういう縦方向に近い球筋なら、背が低くても競り勝つチャンスはあります。
たとえ勝てなくても、こぼれ球からならチャンスが出来ます。
なぜ、その選択肢が一番に出てこないのか?
サッカーの基本を完全に見失っていると僕は思います。
それは、フォーメーションとかそういう問題ではありません。
その他にも組み立てが悪い場面が沢山ありました。
そのあたりは有り難いことにこちらのブログの方が御丁寧に細かくまとめておられます。参考にどうぞ
http://kodahima.blog71.fc2.com/blog-entry-1488.html
そもそも、なぜ自分達が不利になるような状況にパスを出すのか?
相手守備陣の網にわざわざひっかかるように、組み立てるのか??
これは、やはり逃げて相手を交わそうとしていることからくるものだと思います。
恐れですね。
岡田監督が、1対1で勝てないから1対1を避けるために逃げてボールを回そうと努力をし続けてしまった為に身に付いてしまった悪いオートマティズムです。
何度も繰り返しますが、サッカーが上手いというのは、相手と正対出来るかどうか?にかかっています。
正対と組み立て に関してはこちらのサイトが詳しいです
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/544/
下手とは何か その1
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/554/
相手と正対し、踏み込んで正しいインサイドキックでパスを出すことが出来れば、相手のプレッシャーに関係なくパスは通ります。
逃げる必要は無いのです。
相手と正対出来ていれば、視野が開けるので、どこにパスを出せば良いのかが分ります。
もはや、遠藤ですら、パスを出すコースが分らなくなっている。
全然ダメ。
韓国戦を振り返って、これから日本代表をどうしていくのか?その2も参考に
相手に踏み込んでない、いなしのパスなんて何の役にも立ちません。
コートジボワールは、へなちょこのパス回しには感心を持たず、しっかりゾーンを守って、日本のミスパスを待ち、簡単にボールを取っています。
ですから、日本がいくらパスを回してもコートジボワールは走らされていないし、ミスをした日本が逆に走り回されているのです。
ようするに、サッカーが下手くそ。(by木村和司)
もうひとつ、守備の場面です。
この試合、一番良かった選手は、間違いなく今野選手でした。
最初倒してフリーキックにしてしまったのは残念でしたが、それは1対1の場面で仕方なかった部分もあると思います。
組み立ての場面では悪い部分もいっぱいあった。
でも、日本の攻撃において、唯一チャンスらしいチャンスを演出していたのは、今野選手のアーリークロスでした(ようするに、それは長友と違って状況判断が的確に出来ている=サッカーが上手いということです)し、守備においては、何度も決定的な場面を防ぐカバーリングをしていました。
しかし、怪我。
うーん。
では、守備のマズかった典型的な場面。
それは、失点したフリーキックを与えてしまった場面ですね。
その時、相手選手一人に対し、日本は3人の選手が居ました。
長友と、もう一人、誰か忘れましたけど、カバーに入ってました。
ちゃんとディアゴナーレを組んでいたわけです。
この時点では全く心配する場面ではありません。
そこに中村俊輔が戻ってきました。
で、1対3の場面になるわけです。
ここで起きたのはあきれるようなプレーでした。
なんと、俊輔は、その状況で相手にタックルして引き倒してしまったのです。
なぜそうなるのか?
前回のイングランド戦でも、長友と大久保のコンビが同じことをしてました。
2対1でディアゴナーレを組めているのであれば、それは心配ない。
なので、俊輔は相手が苦し紛れのバックパスを出すコースを消せばよい。
そうすれば簡単にボールは奪える。
そしてこれは、奪った瞬間に、側に居た中村俊輔はパスの準備をし、前線の選手はフリーになるように動けていなくてはならない場面なのだ。
ようするに、これはピンチではあるが、攻撃のチャンスを迎えているのだ。
それが全然分っていない。
そればかりか、不用意に相手を引き倒して、一番与えてはならない位置のフリーキックを与えてしまう。
ようするに下手くそ。それもどうしようもないほど致命的な下手くそ。
清水における小野伸二のプレーを見てると、なおさら感じてしまいますね。
小野だったら、奪ったボールを即座に前線に決定的なラストパスを出しますね。この場面。眼に浮かぶようです。
日本代表を救うのは小野伸二 『小野伸二を入れると守備が強くなる。』
データが証明する、小野伸二加入で守備力も攻撃力も向上も参考に
日本代表は、ボールハンティングもゴールハンティングも優先順位が完全に間違っているのです。
ついでに言うと、このフリーキックの守備もダメダメ。
全然相手をフリーにしちゃってるし、背もフィジカルも足りない。
中澤とトゥーリオが背中向けたら失点も相変わらず。
ま、詳しい対策とか解説は次回やるとして、この試合の後に45分の練習試合が行われたらしい。
詳しくは 宇都宮さんのtwitterで
http://togetter.com/li/26772
結果 日本1−0コートジボワール
得点 永井
ひょっとしてこっちの方が強いんじゃないの??
つづきます
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たぶん、今だけなので急ぐが吉!
良い服入ってます☆☆☆ふふふ
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