岡田ジャパン主力抜き!!本気で選ぶ日本代表Bチームつづき
小野伸二の清水入りが決定したみたいですね。
僕は、小野伸二は日本の至宝だと思っているので、楽しみです☆
伸二にドイツサッカーは合わないと思います。
クライフに言わせれば、「あそこは、とりあえず走力でなんとかする国」
一方、伸二はテクニックとトータルフットボールのオランダで花開いた選手です。
あ、岡田ジャパンでもダメか。。
ま、それはともかく
今回の目標は、ワールドカップベスト4(以上)です。
で、前回の日記で、"岡田ジャパンの主力抜き"で本気のB代表選んだわけですが、岡田ジャパンの主力抜きでB代表作って、そのままワールドカップベスト4行けるなんて甘いことを思ってるわけではありません。
今回のメンバーは、岡田ジャパンの主力組と対戦するためのメンバーと布陣なのです。
今回の目的の一つは、ライバルとの試合によって、双方のモチベーションを上げ、さらに現在の代表の弱点を明らかにしていくことにあります。
今、弱点が明らかになっても、全く問題ありません。本番で勝てればよいわけですから。
ですから、日本代表は良いマッチメイクを組めないみたいですが、本気のB代表を作れば、濃密なテストが出来るはずです。
本番までの5ヶ月、いくら強豪と試合を組んだところで、本気の闘いになることはありません。
手のうちを全て曝け出すようなこともありません。
もう、今年行われる試合は全てテストと調整なわけです。
ですから、強豪とマッチメイク出来たところで突然強くなったりするはずはないのです。
日本代表が弱いのは、基本的にアジアで闘っているからです。
アジア予選の相手が弱いのです。
ですから、本質的な問題点がいくらやっても見えて来ません。
トルシエジャパンやヒディンクコリアが、なぜ結果を出したのか?それはホームということもあると思いますが、ワールドカップ予選が免除されていて、その期間に欧州や中南米、アフリカの強豪との試合を多く経験出来たということがあったと思います。
ですから、世界で闘うための下準備、構成、対策を立てることが出来たのです。
今の岡田ジャパンに、それは無理でしょう。
ならば、闘えるガチンコの相手、岡田ジャパンより強力なモチベーションを持ち、なおかつ強い相手というのは、本気の日本代表Sチームしか考えられません。
まず、布陣ですが、若干の修正をしたいと思います。
3-3-3-1では、あれでも良いと思うのですが、4-2-3-1にした時にさすがに無理があるなと。。仕事の合間に書いたのですみません。
で、こうします。
4-2-3-1
森本(高原 平山)
本山(三都主)本田(田中達也)石川直宏
小野(小笠原)稲本(明神)
中田浩二 岩政 伊野波 今野
曽ヶ端(川口)
まず、岡田ジャパンの主力組とガチンコ勝負です。
岡田ジャパンを倒す方法は簡単です。
岡田ジャパンの生命線は、右サイドの中村俊輔と内田です。
内田が上がってこないと中村俊輔は有効に突破出来ません。
俊輔がスペインで活躍出来ないのは、単独でサイドを突破出来ないためです。
おまけに、俊輔は中央に寄る傾向があります。
内田が上がると、右サイドの後方には膨大なスペースが出現します。
ここを攻撃します。
なにも前半で点を入れなくても良いのです。
ここを突かれると長谷部は攻撃参加出来ないで守備に追われて走り回されます。内田も逆戻りで疲れます。
内田の武器はスピードと切れです。
度重なるアップダウンで前半が終了した頃には使えない選手になっているはずです。
よく内田の体力不足を指摘する声が聞こえますが、内田はスピードがある選手なので、相対的にはスタミナは不足するはずです。
なのに、中村俊輔の存在が内田の上がりを強要するわけですから、強い相手と当たれば当たるほどバテます。
右センターバックのトゥーリオは高さはありますが、スピードには欠けます。
スピードのある内田とコンビを組まないと、守備が難しくなります。
もちろん、それをやり続ければ簡単に勝てるはずです。
このブログを読んでいる方の多くは、スポーツグラフィックnumberのオランダ代表監督であるファンマルヴァイク氏のインタビュー(オランダ戦後)を読んでいらっしゃると思うのですが、彼の指摘は全て正しいです。
「中村と内田の裏のスペースを狙えば簡単に勝てる」
で、ですね、これをやったところで、現代表の反省点や修正点は出てくるわけですけど、ワールドカップベスト4という目標は夢のまた夢になってしまいますね。。
一方、S代表のメンバー
4-2-3-1
森本(高原 平山)
本山(三都主)本田(田中達也)石川直宏
小野(小笠原)稲本(明神)
中田浩二 岩政 伊野波 今野
曽ヶ端(川口)
このメンバー構成も良いと思いますし、もちろん現在の岡田ジャパンより強くて、もしかすると決勝トーナメント勝ち上がるまでいけるかもしれないとも思うのですが、本気でオランダに勝てるか?ベスト4行けるか?となると、まだ無理でしょう。
そこで、例の3-3-3-1のフォーメーションが出てくるわけです。
3-3-3-1
森本(高原 平山)
永井(本山) 本田(田中達也) 石川直宏
三都主(今野) 小野(小笠原) 稲本(明神)
中田浩二 岩政 伊野波
曽ヶ端(川口)
さて、この布陣、欠点があることには気付いただろうか?
そう、コメント欄で「攻撃的過ぎる」と指摘を頂いたように、鋭い皆さんならお分かりだと思うが、中央の守備が小野一枚と実に弱そうだ。
もちろん、これは、ある意図をもって、前出の布陣にしたわけです。
読者の皆さんは、その意図が何だか分りますか?
このB代表(S代表と呼ぶことにします)、中央の守備人数が少ないわけです。しかも守備が強いとはいえない小野伸二を持って来た。
なぜか?
ここを攻撃させるためですね。
日本人の武器は30mまで最速のスピードであると前に書いた。
イチローのメジャー2000本安打とサッカー日本代表が進む道
速い選手が70%の力でプレーする重要性
それを行うためには、相手に攻めさせないといけない、
だから、小野伸二を中央に一枚使って、相手を中央に呼び込むのです。
一応、今回は岡田ジャパンと闘うシミュレーションなので、岡田ジャパンについて書きますが、オランダやデンマークと闘う際にも適用出来るやり方だと思います。
もちろん、多少のメンバーの入れ替えは必要でしょうが。。
では、詳細は続きます。
お楽しみに!
text by
contemporary creation+
http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/
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