テニスのクルム伊達公子選手が、韓国オープンでついに決勝進出だそうで、スゴいですね。
ついに世界のツアータイトルに手が届くところまで来てしまいましたよ。
それも、伊達引退の後、一人で日本のテニス界を背負って活躍した杉山愛の引退試合の週ですからね。
歴史って不思議です。
なんか、こういう人が居ると元気出ます!
クルム伊達公子選手ブログはこちら
http://ameblo.jp/kimiko-date/entrylist.html
さて、そろそろ夏秋も後半になり、山の上では紅葉や初雪、初氷の頼りも聞かれるようになりました。
今年は平年より紅葉が早いようです。
北アルプスの南岳ブログも参考にどうぞ。(ここんちの写真上手いです)
http://www.mcci.or.jp/www/minamidake/
ということで、本格的な秋冬物の品出しをしているところです。
さっきアントワープ王立アカデミー出身のデザイナーanna heylenの極上のツイードのロングスカートのアイロン掛けをしていたのですが、なんというか、フランスの西海岸からベルギー、そしてアイルランドにいたる土地の雨、空気、風、年月を経た石垣や石畳のテクスチャーが、ふと蘇ってきて、暑いのに幸せな気分になりました。
本物の生地を使った本物の服は、持っているものが全く違うのです。
生地そのものが土地や歴史や環境や人々の営みや羊の営み、全てが含まれている事を感じるのです。
まさに生の循環、地球の循環の中に服がある。そんな感じです。
服って本当に素晴らしいです。
今朝、大好きな俳優の笠智衆主演のドラマ『冬構え』、山田太一脚本、深町幸雄演出を見てたのだが、笠智衆が出演したドラマなり映画っていうのは、それだけで素晴らしいんですよね。
もう拝みたくなりますね、なんだかしらないけど。
正に『生き仏』です。
老いと死をテーマにした重い話なのに、笠智衆が主演していることで、重さを全く感じさせない。
そのコアにある重大な問題を認識させながらも、それを昇華していくのは、やはり笠智衆の類いまれな存在感があるから。
もちろん、脚本も演出も日本のテレビが生んだ最高のコンビだから、出来る部分がある(ちなみに同じトリオの『今朝の秋』はテレビドラマの歴代ナンバーワンに推奨します)にしても、それを超越したところに居ますよね。
それは小津安二郎の映画見ててもそう思います。
ああいう見ただけで拝みたくなる服っていうのを提供していきたいんですよね。
なんか、それ見てるだけで幸せになるような、そんな服です。
ちなみに、僕の中のベストドレッサーも笠智衆です。
完璧な着こなしです。
というか、着こなしなんていう言葉を使ってはいけないです。
漂うものが違いますから。
いつか、あんな風に年をとってみたい。
それは、子供の頃から思っていることです。
後何十年かかることやら。。