原子力発電について、最も様々な知識と資料を持っておられる『原子力資料情報室』のメッセージが更新されています。
以下引用します。
福島原発の危機について私たちは考えます
― 原子力資料情報室からのメッセージ ―
2011年3月15日
1 福島第一原発及び同第二原発の今回の事故は、原発の設計条件においては考えられていない想定外の過酷事故であり、極めて深刻な事態が続いています。
2 この影響を避けるためには、原発から距離を置くのが最も有効な手段です。可能であれば、福島原発から、できるだけ遠くへ離れることがベストです。移動できない方は、建物の中に入って、外気に極力触れないでください。雨には絶対に当たらないように気をつけてください。
3 「何キロまで離れれば安全か」について判断することは容易ではありません。この判断のためには、放射能レベルと気象条件についての正確な情報が必要であり、さらに、今後何が起こりうるかについての的確な予測が必要だからです。これまでの政府・東京電力の情報提供は極めて不十分であり、この判断のために必要な情報を、正確かつ迅速に提供するべきです。
4 現時点で、私たちが把握している事実は以下のとおりです。
(1) 福島第一原発2号機は、核燃料の冷却能力が十分でなく、核燃料が長時間にわたって露出している状態です。格納容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気を放出しており、加えて、放射性物質を閉じ込める最後の砦である格納容器の一部である圧力抑制室(サプレッションプール)が一部損傷を受けたため、これによって、さらに放射性物質が放出されています。今後も、炉水位の低下及び格納容器の損傷によって、さらに多量の放射性物質が放出される可能性があります。
(2) 福島第一原発1号機及び3号機でも、核燃料の冷却能力が十分でなく、格納容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気が放出されております。現在、海水注入がされていますが、2号機と同様の事態に至る可能性があります。
(3) 福島第一原発4号機〜6号機は、地震時には定期点検中で運転されていなかったにもかかわらず、同4号機では使用済み核燃料プールが水位低下したことによって水素爆発が発生したとされています。この事実は、4号機〜6号機の安全も、絶対のものではないことを示しています。
(4) 福島第二原発1号機〜4号機も、冷却能力の不足が懸念されていました。東京電力の発表では、4基とも冷温停止(100℃以下)で外部電源も確保されているとのことでありますが、一部温度が上昇したとの発表もあります。今後も長期間継続して冷却しなければならず、注意深く監視していく必要があります。
(5) 福島第一原発は6基の、同第二原発は4基の原発が隣接しており、1基の原発に発生した事故が、他の原発に影響を及ぼす可能性が高く、今後、事態がさらにより深刻なものになる可能性もあります。
以上引用終わり
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1020
最悪の事故にならないで欲しいと切に願います。
現状は、スリーマイル島以上チェルノブイリ未満です。
それもおそらく、スリーマイルからチェルノブイリにじわじわと近づいているような状態であると思われます。
引き続き、大きな感心が必要なことは、誰の目にも明らかです。
えー、そして様々な情報が飛び交うと思いますが、それは原子力利権の人達のプロパガンダ=それは、僕が知る限り、長い期間に渡り、ほぼ大嘘でした。
そのあたりを知りたければ、広瀬隆の『腐蝕の連鎖 』を筆頭とした一連の著作が、非常に分りやすいです。
もう一つ気をつけたいのは、サッカーで言う『左側へのパス』です。
これは、原発反対運動の人達へのパスによって、いたずらに風評被害を煽り、日本の放射能が危険という事で、自分達の利権に有利にしようとしている組織が必ずあるということです。
これをきっかけに、TPPによって日本を奴隷化する勢力や、日本を買いあさる輩。
そして、日本の資源を狙っている組織もあります。
放射能汚染されたからといって、国土を売り払ってはいけません。それが、灰色の戦略なのです。
これは、そういう事件でもあるのです。
右側へのパスと左側へのパスが必ずある。
それを認識して、生存と、これからの対応を考えてください。
当ブログは、出来るだけ、判断可能な資料を見つけて公開していきたいと思います。
読者の方で、有用な情報をお持ちの方は、是非教えてください。
よろしくお願いします。
危機だからこそ、私達は冷静に対応しなくてはならないと思います。
そして、僕が今日、父に、「日本危ないかもしれない」と、ボソっと言いました。
父は言いました。
「何言ってるんだ。第二次大戦の時は、こんなもんじゃなかった。なんとかなったじゃないか。」
父の言葉は、大変重いと僕は思います。
被災地で救援活動している人。
原発の暴走を止めようとしている人。
苦しみに耐えている人。
迫り来る恐怖に怯えている人。
絶望している人。
様々な人々が居るだろうと思います。
一番大きな地震があった日のことを思い出します。
電車が止まり、公共交通機関が動かない中で、自分の足で移動しなければならなかったあの日。
家路に向かう人達の顔に悲壮感はありませんでした。
むしろ、なぜか たくましさ さえ感じました。
なぜなんでしょう??
その顔に、僕は、日本が、これからまだまだやれる。
そういう力を確信したのです。
もちろん、この震災で帰る家を無くしてしまった方も大勢おられることでしょう。
でも、また作りましょう。
かつてもそうしてきたではありませんか。
日本は、今、危機です。
それも、ものすごい危機です。
でも、自分達で出来ることは、やりましょう。
自分がやれる事をやりましょう。
そしてまた未来を築いていきましょう。
それが、当ブログのメッセージです。
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