1月21日(金) 16:25(現地時間)=22:25(日本時間) / 会場:ドーハ(カタール)
日本3−2カタール
香川真司(前半28分)、香川真司(後半25分)、伊野波雅彦(後半44分)
セバスチャン(前半12分)、モンテシン(後半18分)
メンバー
前田
香川 本田 岡崎
遠藤 長谷部
長友 今野 吉田 伊野波
川島
前田遼一 → 岩政大樹(後半19分)
香川 岡崎 本田
遠藤 長谷部 伊野波
長友 今野 岩政
川島
香川真司→ 永田充(後半48分)
岡崎 本田
遠藤 長谷部
長友 今野 永田 岩政 伊野波
川島
アジアカップも決勝トーナメントに入り、準々決勝
開催国カタールとの決戦になった。
この試合、足首のねんざから本田が復帰。
前回の試合で機能していた攻撃は、また元に戻ってしまいそうだが、そこは岡崎が先発という事で、なんとか可能なくらいの機能性になるか?
ザックジャパンの攻撃はなぜ機能したのか?アジアカップ サウジ戦分析も参考に
で、いきなり前半からカタールペース。
フォワードとウイングの選手、足速っ!!
いやあ、長友が置いていかれる選手、久しぶりに見ました。
そういえば、浦和に居た超快速FWエメルソンもカタールに引き抜かれたんでしたよね。
さすが、カウンターの本場です。
掛け値無しです。
CFの選手セバスチャン、ウルグアイ人らしいですが、フォルランみたいなタイプですね。
スピードがあるとは言い難い今野+吉田のCBは苦戦が予想されます。
で、問題の失点場面。
全体が良く見えなかったんですが、なぜか吉田が1バックになっちゃってます。どうやら、今野が前に競りに行って、長友がフォローに行き、二人とも交わされたよう。
で、吉田がオフサイド取ろうとしたのですが、逆サイドで伊野波が対応出来ず、遅れてオフサイドを取ろうとしたので、遅れて戻ります。
快速の相手CFサバスチャンに対し、吉田がなんとか並走しますが、ほとんど全然追いつけません。
一方、逆サイドから足の速い伊野波も斜めに帰ってきますが、追いつけない。
で、結局、なんとか追いついた吉田が切り返しで交わされ、あっさりと失点したわけですが、普段の伊野波だったら、この場面、間に合ってたと思うんですよね。
鹿島の被カウンターの場面で度々こういう場面を見ます。
では、なぜ今回追いつけなかったのか?というと、ポジションがサイドだったこともありますが、全力で走ってませんね。
途中で緩めてます。
なぜ緩めたのか?
吉田が相手選手に追いつくのを見て、ディアゴナーレを組める位置に一直線に戻る選択ではなく、相手の切り返しに対応して、背後から走ってくるであろう選手の対応も出来る位置をケアしようと思ったからだと思います。
日本の他の選手がディフェンスに戻れそうも無いと判断したのだと思います。
しかし、結果から言うと、背後からは誰も来てませんでしたので、一直線に裏をケアしていたら、間に合ったという場面ではありました。
でも、伊野波選手を攻めるのは筋違いなんじゃないかと思います。
伊野波選手は、その場面の前の場面で前線に上がってますし、よくぞあの位置に居たという感じだったからです。
それよりも、他の選手のポジショニングがおかしいわけです。
で、なぜおかしなポジショニングになるのか?というと、ボールを保持している時のポジショニングと選手の特性が合っていないからだと思います。
ようするに、ザッケローニは、バルセロナ型のサッカーをやろうとしていて、バルサ型の基本をちゃんと理解していないんじゃないかという気がしてきました。
岡田監督と同じです。
バルサ型=オランダ型のサッカーでは、4バックでパスを回す際にセンターバックの2人が開いて、その真ん中にアンカーの選手が下がってくる事で、似非3バック的になり、両サイドが上がります。
で、両サイドは外に張って視野を確保しながら試合を組み立てるわけです。
両サイドの裏にはスペースが出来ます。
要するに、守備的には、基本的に真ん中の3人にセンターバックの要素が求められるわけです。
この陣形で、相手が4−4−1−1の典型的なカウンター狙いをしているとすると、当然のことながら、強いカウンターのチームは、1−1の部分にスピードとポストプレーが共に出来る選手を使ってきますから(インテルのエトー+ミリートを思い出してください)トップにスピードのある選手を残してポストの選手にルーズボールを入れた場合は、誰かが対応に行かなければならないわけです。
それが、4-3-3のバルサであれば、ブスケッツとかマケレレの役割であり、4-2-3-1のオランダではファンボメルの役割だったわけです。
ここに、センターバックを兼任出来る技術力のある選手を必要としているのです。
そして相棒にはこぼれ球奪取能力の高い選手を起用している。
つまり、2センターバックタイプでセンターをケアしながら、2ボランチタイプ(片方はサイドバックの場合もあり)の選手でもう一人をケアしているわけです。
これによって、相手のカウンターを防いでいる。
縦のセンターバックなんですね。
で、縦の2ボランチに近い選手を起用するわけです。
軸+サポート
軸+サポート
という関係になっていなくちゃ駄目なんです。
バルサ型は。
もちろん、機動力タイプのチームだったら、そうでなくてもなんとかなるんですけどね。
しかし、この場面で、日本の2人のボランチは、遠藤と長谷部
ヘディングの競り合いに強いタイプではありません。競り合う軸が居ないのです。
で、この場面はCBの今野が競りに行ってしまったので、1バックになってしまったわけです。
仮にCBが競りに行くのなら、ボランチの一人が後ろに下がるか、もしくは、サイドバックが下がるかどちらかです。
その辺の役割分担が曖昧なので、1バックになるということです。
基本的に、このザックジャパンの布陣(長友・吉田・今野・伊野波)なら、バルサ式のフォーメーションではなく、長友が上がる→吉田・今野・伊野波が並んで3バックというポジションで基本陣形にした方がベターなのではないでしょうか?
というのが、当ブログの見解です。
実際に、後半吉田が退場した後、10人になった時は、長友+岩政+今野という3バック的なフォーメーションにしたわけで、その方が機能性が高かったわけですし。
このように、守備にも攻撃にも大きな問題点を抱えた日本代表でしたが、岡崎の素晴らしいラインの駆け引きからの飛び出しで裏へ抜け、ついに香川がゴール!!
日本は同点に追いついて後半を迎えました。
後半に続きます。
text by
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