菅直人再選
菅直人が再選された。
まあ、こんなものだろう。
「3ヶ月おきに首相交代なんてまっぴらだ。」これ、かなりの人々の本音と思う。
もし小沢一郎が首相になったら、たぶん民主党は分裂していたと思う。
基本的にはこれで良いのではないか?
もちろん、菅直人も政治資金だか秘書給与だかで、首根っこおさえられているのも確実である。
ただ再可決可能な衆院の三分の二まで、社民と共産と国民新党を足せば、可能になるわけで、民主政権にはまだまだやってほしい事がある。
とはいえ、当ブログは、基本的に2大政党制に反対である。
小選挙区制にも反対である。
どちらも、国民をポチにさせるシステムである。
しかしながら、今、民主党が分裂しては、元の木阿弥である。
何の為に政権交代したのかすら分らなくなってしまう。
基本的に菅直人陣営と小沢一郎陣営を分裂させようとしていたのは、自民党であり公明党だったと思う。
僕の勘では、菅直人の陣営は反公明で小沢一郎の陣営は親公明だったのではないか?という風に思ってます。資金を担っている官房長官の仙石が新日本宗教連合会の支援を受けていて、その団体が反公明くさい(ま、どうでも良いですけど。。)
それにしては、今回、ネットの主なニュース系ブログが親小沢になっていたのは不思議だった。
たしかに菅直人のバックは不明だし、もしかしたらCIA資金が入ってるかもしれないが、小沢一郎のバックがCIAである事は確実だろう。
なにしろ、CIAの極東部長と共著で『日本改造論』を書いて、それを実行に移した男なのだから当然である。
小沢が反米だから特捜に刺されたなんて余多話は、笑ってしまうしかない。
ただし、菅直人に関して言うと、地元では、昔は大変な人気だったが、今や、菅直人に対して冷ややかな態度を示すかつての支持者は大変多いのも事実である。
現実主義も良いけれど、何か大切なものを忘れてはいけないと思う。
もちろん、首相というのは、簡単にはいかない事は分っているけれど。。
というわけで、厳しい意見もどんどん言っていくべきだという風に地元から思ってます。
けっこう、気にしてると思いますよ。世間の反応を。
一つ忘れてはならない事は、首相の地元の吉祥寺は、第二次大戦で中島飛行機があったため、爆撃を受け続け、ほぼ何も無くなってしまったところから出発したという事だ。
木すらほとんど生えていないほど荒れ果ててしまったところから出発した。
そして、米軍に占領された。
しかしながら、おそらく日本で一番米軍のやっている事に抵抗しているのも、この地域の人だろう。
今、アンケートを取ると、日本で一番住みたい街の1位に選ばれることも多い。
それは、人々が、大企業や国のポチになる事なく、自分達の好きなように、個人でがんばってきたからというのが、とても大きいと思う。
人々の思想や信条はバラバラだ。
でも、この街は、懐が深い。
人種とか信条とか思想を乗り越えたところの寛容と頑固さが共存する街なのだ。
それが、吉祥寺という街を支えている。
もちろん、政治がもたらしたものも大きいとは思うのだが、吉祥寺が魅力的であると多くの人々が感じているのは、ここに暮らす人達が、様々な抵抗をしてきたからだ。
その証拠に、隣の西東京市は、同じ民主党の強い街だが、今や意味不明なほど巨大マンションと巨大スーパーが乱立する街になってしまった。
これも政治がもたらしたものだ。
これが魅力的と言えるだろうか?
首相も、元々市民運動から出発しているのなら、地元に暮らしていたのなら、分るはずだ。
どうすれば良いのかを
そこのところを、もう一度良く考えて政治を行っていただきたいと思います。
『最小不幸社会』というのは、選挙の票を集めるには不向きかもしれませんが、必要な事だと僕は思います。
ところで、日本の首相は、『ある一族の人』しか、基本なれないと思うのだが、なぜガラス屋の息子が首相になれたのか?これは大いなるナゾである。
『ある一族の人』しかというのは、家系図見れば分る。
ちなみに小沢一郎は、金丸信と竹下登の親戚なので、充分一族の資格を持っている。
そして、最近僕は広瀬隆の名著『私物国家』を読み返していたのだが、こんな記事が眼についた。
以下引用
56年3月1日に、最も重要な組織を誕生させた。それが、東京電力会長・管禮之助を会長として設立された「日本原子力産業会議」であった。続いて彼らは、5ヶ月後に原子燃料公社を設立して、児玉誉士夫の流れをくむ高橋幸三郎を理事長に迎え、それがのち動力炉・核燃料開発事業団(動燃)と改組されて井上五郎が理事長となったのである。すべて血族によって誕生した組織であった。
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日満鉱業の会長だった管が闇の世界で知っていた児玉誉士夫が動くと、54年12月に、その児玉資金を得て、鳩山一郎が第一次内閣を組閣し、いま述べたような三菱・東京電力の原子力政策をすべて強引に推進したのである。
以上引用終わり。
東京電力の初代会長は、管禮之助(管礼之助)
つまり、菅直人と同じ性なのだ。
これは偶然だろうか?
ちなみに東京電力というのは、アメリカ(と、そのバックの国際金融資本)が、自分達の商売に都合の良いように、民間の独占会社を作ったうちの1社である。
詳しくは、『私物国家』読んでください。
なぜ、鳩山由紀夫と菅直人が民主党を結成したのか?
その資金源は何か?
という事を考えていく時、何か答えが見つかるのかもしれない。
ま、それはともかく。。
とりあえず、菅直人が活躍した『薬害エイズ事件』について、もう一度背景を調べてみることにしましょうか。この事件、なかなか奥が深いようです。