最近のACLとJリーグの試合レポです。
3月23日(火)アームド・フォーシーズ2 - 4ガンバ大阪
悩めるガンバだが、僕が前に解説した通りのことが起きていたことが、この試合を見ていた人には理解していただけたのではないかと思う。
ガンバ大阪と遠藤保仁選手が不調な理由とは??も参考に
フラットの 4−4−2ではパスが回らない。
3トップにすると機能する。ドリブラーが必要。
安田を上に上げたのは正解だったが、安田自体の調子が悪かったようだ。
一方、後半から入った佐々木が非常に良く、4-3-3の目処が立った試合だと思う。
3得点の平井は、非常に可能性のある選手と思ってます。宇佐美もだけど。
相手が弱かったので、これで解決とはいかないと思うが、ガンバは3トップが合っている。それがはっきりした試合として、重要な試合になったかもしれない。
あと、チョ・ジェジンはガンバのサッカーに向いてないのでは?と思った。
彼はフィジカルは強いのだが、判断力が遅く、彼のところで流れが止まってしまう印象が強い。
3月24日(水)アデレード・ユナイテッド3 - 2サンフレッチェ広島
10人になってしまった広島だが、10人になった途端ポジショニングが正確になった(笑)
なんだ、やれば出来るじゃんと思った。
それぞれが相手を止める為、人数少なくても攻撃出来るように真剣にポジショニングを詰めた結果として、ボールが回るようになり、相手のパスコースも消すことが出来た。そんな試合だったように思う。
ただ、パス精度はイマイチで、もっと強いチームとやったら、確実にパスをカットされてた場面が頻繁にあったと思う。
あと50センチのポジショニングの精度と50センチのパス精度が必要(強さも含めて)と思う。
少ない人数で見事に逆転した広島だったが、セットプレーからあっさり逆転された。
なんか、日本代表もこうなりそうだな思う試合だった。
3月24日(水)鹿島アントラーズ5 - 0ペルシプラ・ジャヤプラ
インドネシアのチームってどんなもの?と思ってみていたのだが、意外や意外、ちゃんとしたチームだった。
前半、鹿島は珍しく4-3-3のフォーメーションでショートパスを繋ぐサッカー。
しかし、パスミスが異常に多い。
プレスが効いていたので事なきを得ていたが、もっと強い相手だと、さぞ厳しいだろうと思う。
オリヴェイラ監督もそう思ったのか、後半は本来のミドルパス+ロングパス中心のサッカー。やはりこの方が安心して見ていられる。
相手が相手だけに点を取ったのは当然として、おーっと思ったのは、ディフェンダーの伊野波選手のスピードとカバーリング能力。
前がかりになり、カウンターで裏をとられ、いかにも足速そうな黒人フォワードに出たパスに対して、きっちり追いつきブロック。
遅れてついてきた岩政選手と二人で挟みこんで完全1点もののピンチを防いだプレーには、ただただ感心した。
僕が日本代表監督だったら、伊野波選手を使うと思う。彼ならスピードと判断力でピンチを防ぐことが出来る。
Jリーグ
3月27日(土)川崎0 - 0清水
なかなか面白い試合だった。
川崎は前節の横浜戦の修正が出来ていたと思う。
清水は、やはり小野が入ってからというもの、サッカーの質が格段に上がった。
ただ、昨年のクロス上げるサッカーから、パスが回るようになり、ポジショニングもプレッシングも出来るモダンサッカーになっていく段階で、問題が明確になってきたのも確か。
それは、モダンフットボールというのは、考えなくてはいけないということ。
思い切りの良さが持ち味の岡崎は、本当はあまり考え過ぎない方が良さそうではある。まだまだ判断に迷いがある。
それが吹っ切れた時、もっともっと可能性は高くなる。と思う
それと、最終局面での技術不足が明らかになってきた。
決定力不足という言葉は、もう止めましょう。決定力不足ではなく、最終局面での技術力不足です。
たとえば、小野は、決定的なスルーパスを何度も通しているが、藤本は、ニアゾーンに飛び込んで受けたボールをそのまま折り返すことが出来ず、左足に持ち替えてパス。
それじゃ、点は取れない。取れるはずがない。
いくら左利きとは言っても、あの場面で右足でマイナスのパスを出すのは、素人でもそんなに難しくはない。それは無い。
徹底的に練習するか、そもそも左サイドで使うか、どちらかでしょう。
それから、他の選手もトラップの位置が悪いとか、クロスの精度が悪いとか、色々色々。。
でも、大まかな部分は明らかにレヴェルアップしている、そう思います。
だって面白いですから☆
ただ、やはり欧州レヴェルで通用する選手は、今の所、清水の中では小野だけのようだ。
一方の川崎の稲本も超絶なロングパスを何度も通し、的確なポジショニングで何度も決定的な場面を潰していた。
やはり、小野と稲本、この二人は、Jリーグに入ると、別格の存在感である。
にしても、この2人は岡田ジャパンのレギュラーではないばかりか、小野伸二にいたっては、呼ばれていない。
本当にそれで良いのか??
次のセルビア戦には、是非小野伸二を使っていただきたい。
そうすれば遠藤も休める。
全ては良い方向に向かうと思う。
小野伸二の実力は、中村俊輔の実力よりも遥かに上というのが、僕の見解である。
中村俊輔はスペインでは通用しなかった(相手が強ければ強いほど通用しなかった=フリーキック以外では)が、小野なら通用するはずだ。
それは、技術の質が違うからだと思う。
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