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カメルーンに勝つための日本代表改造計画
カメルーンに勝つための日本代表改造計画2 チームを後半型にせよ のつづきです。 サッカーの基本はパス回しにあるわけです。 しかし、スルーパスだのキラーパスだのフリーキックだのの場面はよくダイジェストで見ますが、大部分を占めているはずの普通のパス回しに関して、あれこれ問う人があまり居ません。 でも、これは明らかに変です。 時間のマネジメント、体力のマネジメントを考えた時に、もっとも大事なことが、この普段のパス回しにあるからです。 パス回しの重要性 最近『蹴球計画』というサッカーに関する素晴らしいサイトがあることを発見し、集中的に読んでいたのだが、その中で、本当に目からウロコの記事に出逢った。 そして、僕は、小学校3年生にサッカーを始めて以来、初めて、サッカーに関する本当の基本が理解出来たのである。 サッカーで最も大切なプレー。 それは言うまでもなく、『インサイドキック』である。 サッカーはインサイドキックに始まりインサイドキックで終わる。 サッカーにおける約80%のキックはインサイドキックで蹴られると言われている。 つまり、インサイドキックの精度こそが、サッカーの優劣を決める最も重要な事なのだ。 これは、多くの場所で論議されているから、ご存知の方も多いに違いない。 実際ジーコは、「ほぼ全てをインサイドキックで試合出来る」と豪語していたし、現在世界最強のチーム『バルセロナ』の華麗なパスワークも、ほぼ全てが正確な2タッチのインサイドキックでのパス回しである。 しかし、インサイドキックの質自体が問われている事はほとんどない。 それと言うのも、ほとんどの人が正確なインサイドキックが出来ると思い込んでいるからだろう。 インサイドキックなんて簡単だ。 実際僕もそうだった。 しかし、このサイトの『正しいインサイドキック』http://c60.blog.shinobi.jp/Category/18/というコーナーを見て、僕は愕然としたのである。 僕がやっていたインサイドキックは間違いだったのだ!! ちなみに、これが現在世界最高の中盤と言われているバルセロナのシャビ選手のインサイドキックである。 http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/415/ 見ていただければ分るように、ほぼインステップキックと同じ動作からインサイドキックを蹴っている。 そしてこのキックには裏バージョンがある。 正しいインサイドキックの裏として、蹴る直前に足首を返し、方向を変える蹴り方がある。 http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/416/ ご覧になっていただければ分るように、ボールにインパクトする瞬間までどちらの方向に蹴るのか全く判らない。 こんな連続写真においてすら判らないのだから、実際にも全く分らないはずだ。 これが、正しいインサイドキックである。 さて、僕が小学校3年生で習ったのは、パター型のインサイドキックであった。 そしてこれが正しいインサイドキックだとつい最近まで信じていた。 でも、このインサイドキックは間違いだった。 では、この間違ったインサイドキックを正しいと思っていたのは僕だけだろうか? いいや、おそらく、日本人のほとんどが、僕と同じ蹴り方でインサイドキックを蹴っているような気がする。 そもそも、その正しいと思い込んでいたパター型のインサイドキックを教えてくれたのが、日本サッカー育ての親とも言われるデットマール・クラマー氏であるからだ。 以下引用 デットマール・クラマー(Dettmar Cramer、1925年4月4日 - )はドイツ・ドルトムント出身の元サッカー選手・サッカー監督である。FIFAのコーチとしても活躍し、世界70ヶ国以上で指導にあたった。 日本代表の基礎を作った事から「日本サッカー育ての親」と呼ばれる。 ▪ 1960年10月29日、日本サッカー協会の依頼により東京オリンピックを控えた日本代表の指導のために来日し、代表コーチに就任。当時の日本代表はリフティングも正確にできなかったので基本練習を徹底的に教え込んだ。この当時の教え子に釜本邦茂や杉山隆一らがいる。高い向上心を持ちながら指導者に恵まれていなかった日本代表は、クラマーの指導により東京オリンピックでアマチュア選抜チーム相手とはいえアルゼンチン五輪代表を退けベスト8の快挙を成し遂げる。 以上引用wikipedia そう、日本サッカー協会自体が、間違ったインサイドキックを日本中に普及させてしまったのだ。 それだけでは無い。なんと世界70カ国に『間違ったインサイドキック』を広めているのである。 この衝撃的な事実は、”パスタを正しく茹でる方法”を知った時以来の衝撃と言って良い。 僕は小学校時代”スパゲッティ”という食べ物を憎んでいた。 世界でもっとも嫌いな食べ物の一つがスパゲッティだった。 小学校6年生の時に家庭科の教科書を読んでスパゲッティを作ってみた事がある。 その教科書には、『茹で時間15〜20分 塩少々入れて茹でる』と書いてあったので、その通りに茹でてみたのである。 そして実際に塩少々入れたお湯で20分間スパゲッティを茹でてみたのである。 当たり前の事だが、この世のものとは思えないほどマズかった。 今では笑い話だが、当時の教科書には本当にそう書いてあったし、日本人のほとんどがそれを信じていたのである。 僕が”正しいスパゲッティ”というものを初めて食べたのは、それから数年後の事である。 正しいパスタは美味い。それは衝撃な程美味しかった。 そして、正しいパスタの茹で方を初めて知ったのだ。 それは『海水と同じ位の塩分濃度で7分くらい(1.6mmの場合) 芯が若干残っている状態で引き上げ、余熱で火を通すというものだった。 この正しいパスタの茹で方を僕が知った当初、日本で正しいパスタの茹で方を知っていたのは、おそらく1%くらいだったのではないか?と思う。 しかし、それから10年余で日本は正しいパスタが全国に普及した。 僕もそれを積極的に伝道した一人である。 現在世界の中で、正しく美味しいパスタを日常的に食べることが出来る国は、イタリアと日本だけである。 さて、我々は正しいインサイドキックとは何かを知ってしまった。 そして、この正しいインサイドキックを全てのサッカープレーヤーが蹴れるようになった時、日本はサッカー大国の仲間入りをするのだろうと思っている。 日本のイタリア料理の水準が世界基準を大きく上回ったように、日本のサッカーも世界基準を大きく上回る日がきっと来るはずである。 そして、この正しいインサイドキックこそが、全てを解明するキーだったのだ。 ちなみに、インサイドキックは、大まかに言って4種類くらいあるらしい。 しかし、圧倒的に重要なのは、シャビが蹴っている、この正しいインサイドキックである。 なぜか?それは次回のエントリーで! つづきます。 text by contemporary creation+ http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/ 関連記事 サッカー日本代表対オランダ戦と日本サッカーのこれから イチローのメジャー2000本安打とサッカー日本代表が進む道 速い選手が70%の力でプレーする重要性 サッカー日本代表対ガーナに見る守備の崩壊 岡田ジャパン3連戦総括と日本代表の未来 トルシエジャパンは強かった!? サッカー日本代表vs南アフリカ戦と日本代表の問題点の本質 ワールドカップ経験者が使われない岡田ジャパン ジーコ→オシム→岡田監督と続く不可解な監督選び 岡田監督が掲げる”接近・連続・展開”についての疑問 宇佐美貴史とU17ワールドカップナイジェリア大会 日本対ブラジル 宮吉拓実とサッカーU17ワールドカップ ナイジェリア大会 日本対スイス あと5センチ!!サッカーU17ワールドカップ ナイジェリア大会 日本対メキシコ ナビスコカップ決勝と個の力 米本拓司 平山相太 なぜ日本代表に呼ばない?鹿島アントラーズ 小笠原満男 ワールドカップ岡田ジャパンの勝利予想 0勝が61%!! 本山雅志を日本代表のスーパーサブに!! 日本代表は強豪との闘い方を南米王者エストゥディアンテスに学んでほしい 実は優秀な監督だった岡田武監督 岡田武監督はどこで道を間違えたのか? 日本がワールドカップで勝つ方法その1 カウンターの理想 山本昌邦 「点を穫るためには、守から攻の切り替えを早くしろ」 岡田ジャパン主力抜き!!本気で選ぶ日本代表Bチーム もし岡田ジャパン主力組vs本気の日本代表Bチームが闘ったら?のつづき 日本代表がオランダに勝つ方法とは? 日本代表がオランダに勝つ方法その2 1対1で勝つ カメルーンに勝つための日本代表改造計画 カメルーンに勝つための日本代表改造計画2 チームを後半型にせよ 私もいくつかの本で、「日本人のインサイドキックと海外有名選手(当時J1にいたリティやストイコビッチら)とではまったく蹴り方が違う」ということは知っていましたし、海外での統計で「インサイドキックが多い」と言われている割には、テレビ中継でみても「いわゆる日本風インサイドキック」がさっぱりないことも気になっていました。 が、じつは、こうした「蹴り方の違い」は、「昔のサッカー選手」も知っていたようで、たとえば、マリノスの監督に就任した木村さんが昔書いた本の中には、「日本風インサイドキック」以外に「ストロングインサイドキック」なるものが掲載されています。 また、海外の翻訳本の中には、「インサイドキック」という言葉がないものがあり、「インサイドを使ったキック」というのがいわゆる海外で主流の蹴り方で、日本風インサイドキックは「プッシュパス」という、用途が非常に限られた蹴り方として掲載されているものがあります。 さらにいえば、インフロントキック的な蹴り方をマスターする前に「日本風インサイドキック」を教えられたサッカー少年の中には、「走りながら蹴ることが苦手になっていく」傾向があるように感じています。 こんにちは。 情報ありがとうございます。 日本の選手だと小野伸二や遠藤選手が正しいインサイドキックで蹴っていますね。だから上手いのだと思います。彼らのシュートは、ほとんどがインサイドキックです。 パター型は、確かに走りながら蹴るのが難しいです。 中村俊輔が、ラストパス出した後に見てるのは、パター型だからですよね。ジェラードみたいにゴール前に走り込めと岡田監督やオシムさんが言ってもそうならなかったのは、これが原因かもしれません。 僕も色々なサイドキックを蹴ることは出来るんですが、パター型が正しいと信じ込んでいたのです。 他の選手も同じで、どうでもいい場面では、難しいサイドキックを蹴っても、肝心の場面でパター型を使う人が多い気がします。 教育って怖いです。 そもそもJリーガーの中には、パター型ですら精度の高いパスが蹴れない選手がいてしまう。強いインサイドキックが蹴れない、受け手が受けやすいスピードで調節できない・・・、もっと初歩的な問題が横たわってるのがもどかしいですよね。 インサイドキックを極めると、どれだけ足を固めて強く正確にミート出来るかに行きついて、蹴り足のふり幅がそれほど関係なくなってきます。 そこまでいくと、動きながら、走りながらのインサイドキックが無理なくできるようになります。シュンスケくらいのレベルなら間違いなく身につけていると思われます。・・・シュンスケとかが蹴った後、走らないのは、走るつもりがないからです。間違いない。走らないことが体に染みついてるんです、きっと。でも確かにパター型にこだわる必要はないかもしれません。技術的には、正確に強くインサイドを使ってミートすることを身につけさせる、ことに行きつくんでしょうか。そのための練習としてはパター型でいいと思います。派生形はその後で問題ないかと。 後は、やっぱりワンツーとか、壁パスとかで走りこんで崩す、という姿勢を選手に持たせないとダメですね。 正しいインサイドキックって様 サッカーの基礎を学んだことがない子供にインサイドでボールを蹴らせると、ストイコビッチやシャビが蹴っているような正しいインサイドキックにとても近いカタチになっているはずです。力学的にその方が自然なのです。ですから、正しいインサイドキックは派生型ではなく基礎なんです。 それを無理矢理クラマー式のパター型にした結果として、インサイドの強いキックが蹴れない。シュートがゴールの枠に飛ばない(インステップで蹴るから)、相手と正対することが出来ない(プレスをかけられやすい)、正しいパスのトライアングルが出来ない(ポジショニングが悪い)、ドリブルからのパスの精度が落ちる。といった様々な問題点が出てくるのだと思います。 それらをいくら直しても、また他に問題が出てくるだけです。 まず最初の正しいインサイドキックの習得から始めるしか根本的な問題解決にはならないと思います。 たしかに足首を固めて蹴らなくてはいけないのですが、強いキックを蹴るためにはインパクトスピードが速くないとダメなので、蹴るフォームが重要になります。パター型では、構造上強く蹴ることが出来ません。 はじめまして ご紹介いただいた、『蹴球計画』、ほんと衝撃の内容でした。 俊輔がダメな理由を気持ちの問題ではなく、技術的にこれほど明確に示されているとは。 http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/591/ 『選手を潰すのは簡単である。 移動方法として、スラロームを教え、インサイドキックとしてパター型を教える。 これで選手の技術的な可能性はほとんど潰れる。 スラロームを教えれば、攻撃ゾーンで相手に向かうことができない選手が出来上がり、パター型を教えれば、プレッシャーがかかると簡単に横を向き、味方に困難を押し付ける選手が出来上がる。』 Jリーグはグランダーより浮き玉の比率が海外にくらべて多い気がするのですが。これのせいで、パス回しがおそい・トラップに時間がかかる・トラップミスが多い・ぐだぐだの試合展開が多い、というのは気のせいでしょうか。 『紅白戦で何気なくアウトサイドでパスを出すと、隣のロイ・キーンが「丁寧にインサイドで出せ」と激怒したこともあった。』 不思議なのはジーコはこの技術的欠点を指摘しなかったのだろうかということです。小野をシンプルにプレーしないと批判したようなことはきいたことがあるのですが。 しゃーりー様
コメントありがとうございます。 そうですね、『蹴球計画』のサイト、本当に素晴らしいと思います。僕も漠然と感じていたことが極めて論理的に理解出来ました。 グランダーより浮き球が多いというのは、スポーツナビで中田徹氏が書いてますが、グランダーだとピッチコンディションに左右されるということがあるんだと思います。オランダは東欧のぐちゃぐちゃの芝になると途端に弱くなるそうです。 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/holland/text/201003240004-spnavi.html 日本サッカーの源流は、主にブラジルと東欧とドイツにあると思います。ブラジルと東欧はピッチコンディションがバラバラなため、オランダやスペインのようなグランダーのパス回しは無理、なので様々なテクニックでボールを回すようになったと考えられます。 ドイツは、パター型をわざわざ教えてくれた国です(苦笑) ですから、日本が一時的にせよ強くなったのは、元オランダユース代表コーチだったオフトが代表の監督になったことが大きかったのだろうと思います。オフトは基礎を教えてくれたのでしょう。 俊輔の限界点はその通りだと思います。
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