さて当ブログは岡田ジャパンの批判ばかり書いているので、僕がアンチ岡田なんじゃないか?とか、岡田嫌いなだけなんじゃないか?と思われるのもアレなので、今日は、岡田監督って実は優秀な監督だったのでは??という視点から見ていきたいと思います。
岡田監督を実績が無いとか、結果を残していないと批判する人が居ますけど、Jリーグで2003〜2004年に連覇してますよね。
それだけじゃなくって、98年のフランスワールドカップ予選では、更迭された加茂監督の代わりに指揮をとって見事日本を初めての本大会に出場させています。今回も見事にアジア予選を突破してみせました。
これは実に見事な実績です。日本人の監督で、岡田監督以上の実績を残した監督は存在しません。
日本人で最も実績を残した監督が、岡田監督なわけです。
そのことに関しては、当ブログでも完全にリスペクトしているんです。
ただ、アジアレヴェルではなく、本当の世界レヴェルの実績、つまりFIFA主催の国際大会とオリンピックでは、岡田体制では0勝9敗である。
これも事実なわけです。
ですから、ワールドカップでベスト4を目指すのなら、本当に岡田監督で良いのか?という問いをしているわけですね。
で、もちろん、岡田監督だってJリーグ連覇した優秀な監督ですから、当然どうしたらいいか考えているはずです。
で、優秀だった岡田監督が優勝した2003年にどういった選手をレギュラーで使っていたのか?調べてみました。
以下2003年の横浜Fマリノス布陣
監督 岡田武史
GK1榎本達也
DF5ドゥトラ
DF22中澤佑二
DF3松田直樹
DF2柳想鐵
MF14奥大介
MF8遠藤彰弘
MF26那須大亮
MF7佐藤由紀彦
FW36マルキーニョス
FW9久保竜彦
2003年基本フォーメーション <4-2-2>
で、気付いたわけですけど、このメンバーだと、
フォワードに、運動量とテクニックのあるマルキーニョス。
その相棒に身長と身体能力のある久保かアン・ジョンファン
中盤は、背は高くないけれど運動量の多い奥と遠藤(兄)。
サイドアタッカーの佐藤に、中盤の底にはセンターバックも可能な那須を使っている。
サイドバックはセンターバックも可能なユサンチョルと運動量のあるドゥトラ。
センターバックには、身体能力の高い中澤とスピードのある松田。
ようするに、レギュラーで170センチ代前半の選手は3人までという原則、それにボールが収まる身体能力の高いフォワードも居る。
守備力もサイドアタック能力もポストもスピードも運動量も、全てにおいてバランスが取れていることが分る。
そして経験から言っても、中田英寿と同期のワールドユースベスト8組の松田。松田はオリンピックベスト8にコンフェデ準優勝、ワールドカップベスト16
中澤はオリンピックベスト8
榎本達也はワールドユース準優勝。(アジア予選は守護神だったが、本戦では控え)
ユサンチョル(ワールドカップベスト4)
アンジョンファン(ワールドカップベスト4)
と実績・経験とも充分な選手が居た。
強いのは当然である。
見れば分ります。
このチームはどう考えても強いのです。
理にかなっているからです。
では、なぜ現在の日本代表は理にかなった選手選びになっていないのでしょうか??
その答えが岡田監督のロングインタビューから明らかになっていきます。
とりあえず読んでみてください。
岡田監督ロングインタビュー
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/14/news010.html
つづく
text by
contemporary creation+
http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/
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